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建設経済新聞社
2018/11/06

【京都】楽只小の紫野小統合見据え 跡地活用の検討に向け準備

 京都市は、楽只小学校の31年4月1日の紫野小学校への統合に伴い、統合後の楽只小跡地活用の検討に向け準備を進める。
 楽只小の児童数は29年度が37人、30年度が33人で更に減少していくと予測。減少が特に著しい4年生の児童は、地元要望を踏まえ、30年度から紫野小への区域外就学を実施している。統合時の想定児童数は324人。
 市は5月市会に統合するための市立小学校条例の一部改正案を提出し可決した。
 行財政局は2日、統合後の楽只小跡地活用の検討にあたり、現況図面等作成業務委託を公募型簡易プロポーザルで公告した。
 統合後の楽只小の跡地活用を検討するため、現況図面等を作成するもの。主な内容は(1)[既存図等の作成(既存校舎部分)]@既存の資料を基に現況を調査し、既存図(配置図、平面図、立面図及び断面図)を作成A既存建物の日影図を作成Bエレベーター増築位置を検討し、配置図を作成Cエレベーターを増築した場合の日影図を作成(2)[用途上可分である新設建物との敷地境界線の位置の検討と提案]@用途上可分である新設建物との敷地境界線の位置を検討し、配置図に記入A敷地境界線は、建ぺい率、容積率、日影等の建築基準法関連規定を考慮し、楽只小学校の既存校舎の改修に支障がない位置とするB新たに敷地境界線を設けた場合に、現行のグラウンド利用を可能な限り維持するための方策やグラウンドを有効利用する方法を提案。
 プロポ参加資格は▽京都市契約事務規則第4条第2項に規定する一般競争入札有資格者名簿に登載▽一級建築士事務所としての登録を有している▽過去10年以内に今回の業務と同種又は類似業務について、地方公共団体等との契約実績があること(ただし下請け契約は除く)等。
 参加表明書の提出は11月12日まで。楽只小の現地見学会は11月14日に行う。技術提案書の提出は11月26日まで。受託候補者選定結果通知発送は11月下旬又は12月上旬に行う予定。
 委託期間は31年3月7日まで。
 委託金額の上限額は200万円(税込)。
 問い合わせは京都市行財政局資産活用推進室(рO75−222−4119)。
      ◇      
 楽只小学校(京都市北区紫野西舟岡町2)は敷地面積が5943u(建物敷地面積3453u、運動場面積2100u、その他390u)。
 校舎等は北館がRC造3階建、延1345u(昭和40年築)、本館がRC造3階建、延950u(昭和48年築)、西館がRC造3階建、延601u(昭和32年築)、講堂がRC造平屋建、517u(昭和53年築)。