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滋賀産業新聞
2018/11/09

【滋賀】竜王町 国保医科診療所の建替

 竜王町が、『だれもが安心して健康(幸)に暮らせる交竜(流)の郷』の実現に向け、老朽化している町国民健康保険診療所(医科・歯科の2診療所)のうち医科診療所を、先行して建替える。今年度中に、現在地を含め数案の中から建設場所を選定し、19年度に基本・実施設計を行なって20年度に建設、21年度の開所を予定している。病児保育の併設や、予防医学のコーディネート機能の付加など、機能強化を図る考えで、現施設規模(延床面積約400平方b)より相当程度大きくなることが想定されている。
 同町では、内科医療機関を、開業医も含め、町内に無医地区が発生しないよう誘致を進め、町役場前に整備されたタウンセンター(フレンドタウン竜王)内に、民間内科医療機関が開設されたことによりバランスよく配置、町内医療の充実度は増している。
 このような中、公の関わる医療機関に対する町民ニーズや、不足する医療サービスを公が補完する必要性などから国保診療所の存続を決め、国保運営協議会等であり方等を検討。歯科診療所も老朽化しているが直営ということもあり、町内医療機関(医療法人社団弓削メディカルクリニック)に指定管理している医科診療所(同町山之上1247―2)の建替を優先して実施することにした。
 なお、現在の建物は83年(昭和58年)2月の竣工。規模はS造平屋建、396・98平方bで、敷地面積は1237・93平方b。内科・小児科に加え、今年10月からリハビリテーション外来も開設している。

提供:滋賀産業新聞