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日刊建設タイムズ社
2018/11/09

【千葉】JR東コンサルで基本調査/木更津市の巌根駅/人道跨線橋にEV4基/20年度末目標に整備

 木更津市地域政策課は、9月28日の見積もりで「巌根駅人道跨線橋エレベーター設置に伴う基本調査業務」をJR東日本コンサルタンツ(東京都品川区西品川1―1―1)に委託することを決め、先月4日付で契約した。委託金額は594万円(消費税抜き)。委託工期は2019年3月29日まで。委託箇所は木更津市岩根3丁目、高砂2、3丁目地先。
 同業務は、JR内房線巌根駅に近接する駅構外の人道跨線橋へのエレベーター設置に伴う基本調査を実施する。調査内容はバリアフリー施設基本設計、基準点測量、現況測量各一式。
 同市では、JR巌根駅ホーム及び駅構外の人道跨線橋へのエレベーターの設置を計画している。本年度で基本調査を実施。JR巌根駅構内への設置は、市が「木更津市鉄道駅バリアフリー化設備整備等事業補助金」を交付し、JR東日本千葉支社が20年度末を目標に整備する。本年度で基本計画、測量、地質調査などの基本調査を実施。来年度で詳細設計を行う。市の人道跨線橋もJRに併せて整備する計画で検討している。JRの基本調査も測量や地質調査などデータを共有するため、JR東日本コンサルタンツに委託している。
 JR駅へのエレベータの設置は、国が「高齢者、障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律」に基づく「移動等円滑化の促進に関する基本方針」において、20年度末までに1日当たり平均的な利用者数が3000人以上の駅を対象に、原則としてエレベーターまたはスロープを始めとした段差の解消を図ることを目標に掲げている。
 同方針に基づき、巌根駅にエレベーターを設置することとし、本年度で基本調査に着手。併せて市でも、JR施設に近接した駅構外の人道跨線橋にエレベーターを整備することとした。エレベーターを整備することで、改札のない駅東側からの高齢者や障害者等の駅利用者の移動の円滑化を図る。
 エレベーターは駅ホームに2基、駅構外に2基の合計4基を設置する。駅ホームは人道跨線橋の周辺に東側、西側各1基を設置。駅構外は東側、西側に各1基の2基を設置する予定。k_times_comをフォローしましょう
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