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建通新聞社四国
2018/11/09

【高知】高知市 教室エアコン設置28億計上 13日にもDBプロポ

 高知市は5日、12日開催の臨時議会に提出する予算案を発表した。小中学校や特別支援学校の普通教室にエアコンを設置するための設計費と工事費28億円を増額する。議会承認後早ければ13日にも設計施工一括方式の公募型プロポーザルを公告する考えだ。
 参加資格は単体企業または共同企業体(JV)とし、小規模校は県内業者、大規模校は県外または県内業者を対象とする考え。いくつかのブロックに分割し発注することも視野に入れている。
 エアコンを設置するのは、小学校・義務教育学校がはりまや橋小学校と土佐山学舎を除く39校、597教室、中学校が17校、215教室、特別支援学校が1校、7教室の合計57校、819教室。このうち794教室が新設、愛宕中学校と特別支援学校の25教室が老朽化に伴う更新となる。
 今回の補正は、国が熱中症対策として学校の空調設備の整備を推進しようと2018年度補正限りの臨時特例交付金を創設することに伴う。高知市は空調設備設置率が17%と低く「今回のチャンスを逃さないように」(岡ア市長)と、12月議会を待たずに予算化、早期発注により人員を確保する。設計が完了した教室から順次工事着手し、19年度末までに全教室の設置を終える。
 市では、効果的・効率的で早期に整備可能な発注を検討するため、公共工事では初めて民間事業者と直接対話する「サウンディング型市場調査」を実施した。調査には機器メーカー、設計事務所、熱源供給業者、施工業者から計13者が参加し、設備の内容や整備手法、公募条件などについて協議した。これらの内容を踏まえプロポーザルの要件や仕様書に反映させる方針。

提供:建通新聞社