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日刊建設タイムズ社
2018/11/12

【千葉】延べ8100〜8600u規模で/文化交流拠点 中間報告/我孫子市 来春に建設構想案

 我孫子市は、文化交流拠点施設建設構想案の中間報告を取りまとめた。建設予定地を市役所や鳥の博物館、水の館、手賀沼親水広場等に近接する高野山新田地区Aエリアとし、@文化芸術発信機能A創造支援機能B交流促進機能の3つを導入機能とした。規模は1000席程度の大ホールと300席程度の小ホールを備え、延べ床面積8100〜8600uを想定している。今月10日以降に順次開催する各地区の市政ふれあい懇談会で提示する。中間報告に対する意見等も踏まえ、来年春をめどに建設構想案を取りまとめる予定。
 文化交流拠点施設については、2013年度に整備構想調査をちばぎん総合研究所へ委託し、14年10月に建設構想案を検討する上での基礎資料となる調査研究報告書を取りまとめ、敷地全体面積を1万4868u、座席数を1300席(大ホール1000席、小ホール300席)前後、建物延べ床面積を約7000〜8000u、駐車場規模を228台程度、概算整備費を39億円〜45億円(用地費を除く)としていた。
 その後、この報告書の内容を踏まえて、庁内で建設構想案の検討に着手。公共施設等総合管理計画による「公共施設の最適化」、市議会からの提案による「市庁舎との複合化」、それに「高野山新田地区土地利用構想」などを新たな視点に加え、中間報告をまとめた。
 建設予定地の高野山新田地区Aエリアは、手賀大橋から水の館周辺に至る範囲で、高野山新田地区土地利用構想では「幅広い世代を呼び込む賑わいの創出」を活用コンセプトとしている。水の館(農産物直売所等)や鳥の博物館(学習機能)、旧村川別荘(文化の発信拠点)、白樺文学館、アビスタ(図書館、公民館等)などの周辺施設との連携による相乗効果が期待できるとしている。
 「文化芸術発信機能」としてはホール機能(大ホール1000席程度、小ホール300席程度)、ギャラリー機能(展示室、フリールーム、ホワイエ、エントランス)を、「創造支援機能」としてはものづくりスタジオ、多目的スタジオ、手賀沼の眺めを生かした空間を、「交流促進機能」としてはフリールーム(再掲)、オープンスペース、手賀沼アクティビティの拠点、ショップ・フード、手賀沼の眺めを生かした空間(再掲)、イベントスペース(屋外・全天候対応型)をそれぞれ想定。
 敷地面積約1万4000uに、規模は建築面積約6200u、延べ床面積8100〜8600u、建物の高さ30m程度を想定。
 延べ床面積の内訳は、文化芸術発信機能5900〜6200u(うちホールとエントランス部分約4600u)、創造支援機能400u、交流促進機能1400〜1600u、管理運営部署400u。1階にホール、エントランス、交流促進機能を配置するとともに、敷地のうち6840uは駐車場(228台)、1000uはイベントスペースに充てる計画。
 このうち管理運営部署は、新たな視点の一つである市庁舎との複合化の視点で検討したものだが、文化交流拠点施設の3つの機能を管理運営する部署にとどまっている。これは、建設予定地で市庁舎(現庁舎は延べ約9000u)を複合化する場合、アクセス性や大規模災害時の防災拠点としての機能、建物の高層化による景観等への影響が大きいと判断したため。k_times_comをフォローしましょう
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