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北陸工業新聞社
2018/11/12

【石川】加賀市/年度内の再募集へ協議/生涯活躍のまち事業主体で 

 加賀市は、旧山中温泉医療センター(山中温泉上野町地内)の跡地を活用した市版「生涯活躍のまち」づくりにあたり、核となる地域交流拠点等の事業運営主体を年度内に再募集する方向で協議を進めている。
 同センター跡地の面積は4万5985・67平方メートル。市は、多世代の地域交流拠点用地として活用できる土地利用計画を今年5月まで募集。中高年齢者向け賃貸住宅、若者向けシェアハウスなどを整備するほか、移住定住促進や就労・社会参画の場づくり、健康増進と地域包括ケアの仕組み構築、ICTを活用した先進福祉モデル地域―などの提案を求めていた。
 しかし、跡地にある耐震性能が不足する既存施設について、撤去に関する経済的負担が大きいことなどから、事業運営主体の応募がなかった。
 この経緯を踏まえ、市は運営主体が十分な収益を見込めるように募集要項を見直す。今年度に策定を進める「生涯活躍のまち」形成事業計画で、山中圏域における地域包括ケアモデルの基本計画や事業手法を見直しながら、再公告へ募集内容を検討していく構えだ。
 市は、これまでに同センターを改修し、「山中温泉ぬくもり診療所」を整備。社会福祉法人萌和会(加賀市深田町ロ2番地1)も同センター敷地内で、サービス付き高齢者向け住宅「ゆいふる山中」を建設している。

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