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北陸工業新聞社
2018/11/10

【富山】年内めどに報告書/呉羽山老福C補強可否判断/富山市 

 富山市は、耐震不足が指摘されている呉羽山老人福祉センターについて、年内をめどに提出される躯体・地質調査に関する報告書の内容を精査した上で、耐震補強工事の可否を判断したいとしている。
 同センターは、旧耐震基準の1973年に、RC造2階建て延べ1221・04平方メートルで建設。耐震診断を行ったところ、Is値が0・473で、震度6以上の地震で倒壊または崩壊する危険性が高いことがわかった。このため、現在進めている地質調査と躯体調査の結果を踏まえ、耐震補強や建て替えを含めて今後の対応を検討する。耐震診断および地質・躯体調査は福見建築設計事務所が担当。
 呉羽山の中腹に位置する同センター(安養坊10―1―1)は市内が一望でき、四季の自然が楽しめる環境に立地している。施設内には大浴場や大広間、ロビー、教養娯楽室、茶室、健康相談室、囲碁室などを備え、高齢者の憩いの場となっている。利用定員数は300人。

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