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建通新聞社(東京)
2018/11/13

【東京】都 客船ふ頭拡張へ検討開始

 東京都港湾局は、13号地北側区域(江東区青海2丁目地先)で建設を進めている新客船ふ頭ターミナル「東京国際クルーズターミナル」の拡張に向けた検討を始める。大型客船が2隻同時に着岸することを想定し、ターミナル施設やバス、タクシーなどの乗降場、駐車場といった施設の必要規模や配置などを検討する。「平成30年度臨海副都心地域港湾施設に関する基礎検討調査」として、希望制指名競争入札による業務委託手続きを開始した。11月16日まで希望申請を受け付け、12月5日に開札する。
 都は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を前に、世界最大級の大型クルーズ客船が接岸できる新たな埠頭(ふとう)を13号地北側区域に整備している。岸壁は桟橋形式で延長430b(このうち240bが耐震構造)、水深11・5bの1バースで、その一部区域に東京国際クルーズターミナルとして、鉄骨造4階建て延べ1万9116平方bの規模のターミナル施設を新築している。
 一方、客船の大型化とニーズの増加に備えるためには、客船ふ頭のさらなる機能強化が必要だと判断。同ターミナルの2020年7月の開業後をにらみ、建設中の客船ふ頭を2バース(延長680b)に拡張することを検討する。
 今回委託する業務では、大型客船が2隻同時に接岸することを想定し、ターミナルをはじめとした港湾施設の規模や配置を検討するとともに、バスやタクシーなどの乗降場、駐車場の必要規模とレイアウトを考え、これらの整備に伴う概算工事費を算出する。納期は19年3月22日。

提供:建通新聞社