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長野県の第３回契約審議会

　長野県は、「建設工事等の入札参加者全員を対象とする資格要件の抜打ち審査」を、2019年４月からの公告案件から実施すると、11月13日に開いた2018年度第３回契約審議会で報告した。審議では前回の主な意見の対応案説明では「委託業務の低入札価格調査導入」での「第三者照査」の要件を示した。
　「建設工事等の入札参加者全員を対象とする資格要件の抜打ち審査」は、審査結果で落札候補者の取消などを行う件数が2017年度から増加していることを受け、対応策として◇落札者決定後に決定者以外の参加者全員を対象に資格要件の抜打ち検査実施◇審査対象は各発注機関が案件内容を踏まえ選定◇各発注機関は参加資格要件審査書類の提出を求め審査◇要件を満たない者が確認された場合は理由ヒアリングを行い警告。２年以内に再度警告の場合は参加制限適用−など。
　委託業務低入札調査の「第三者照査」は、◇受注者の自ら実施照査とは別の、第三者による照査を受注者負担で実施。第三者は、県入札参加資格を有し落札業者と資本や人的関係なく、過去に落札候補者との照査実績のない同業他社−と説明した。

提供：新建新聞社