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日刊建設タイムズ社
2018/11/16

【千葉】日能総研に業務委託/県都市計画課/広域幹線道路見直し/北千葉高速化など検討

 県県土整備部都市計画課は「千葉県都市計画道路見直し(広域幹線道路)業務委託」の指名競争入札を今月15日に開札し、日本能率協会総合研究所(東京都港区芝公園3―1―22)に委託することを決めた。委託工期は2019年3月25日まで。入札には同社を含む9社が応札した。県内全域が対象だが、特に東葛飾地域及び葛南地域全域を主要対象とし、骨格道路における都市計画道路見直しに係る客観的な定量評価を行う。
 同業務は、県が12年度に実施した「千葉県総合都市交通体系調査業務委託(将来交通量需要推計)」をもとに、北千葉道路の高速道路化を考慮した上で、東葛飾・葛南地域の将来交通自動車交通量の推計及び骨格道路の費用対効果を検証。県の骨格道路における都市計画道路見直しに係る客観的な定量評価を行う。
 主な業務内容は▽配分交通シミュレーションに必要なネットワークデータ等の整備▽配分交通シミュレーションによる道路ネットワーク交通量推計▽代替案の検討及び配分交通シミュレーションの実施▽費用対効果の検討、など。
 12年度に作成した県及び周辺地域の広域的な道路網に準じて、「現況道路ネットワークケース」と、現行計画道路(構想道路を含む)に北千葉道路高速道路化を加えた「将来道路ネットワークケース」の2つのケースにより、現況及び将来道路ネットワークデータを作成。配分交通シミュレーションによる道路ネットワーク交通量を推計する。
 また、県の道路網整備の方向性を踏まえ、代替案ケース(6ケース程度を想定)を検討し、各ケースの配分交通シミュレーションを実施。推計した各ケースについて、道路整備の有無による費用対効果を算定する。将来道路ネットワークでは、都市計画決定している第二北千葉道路や東京第二外環道路などをイメージしている。
 北千葉道路は、東京外かく環状道路(外環道)と成田国際空港を最短ルートで結び、沿線にある千葉ニュータウン・成田ニュータウンを連絡する道路。全体約43qのうち約26qが供用を開始し、東側の成田市船形〜押畑間約3・8qが本年度内に開通する予定。西側の市川市から鎌ケ谷市までの約9qの区間を含む小室IC以西の約15qは、自動車専用道路と直轄事業の有料事業の合併施行で検討。県が昨年度で都市計画変更及び環境アセスメント手続きに着手した。
 今月5日に開催された北千葉道路連絡調整会議において、外環〜鎌ケ谷間約2q、北総線交差部(松飛台地区)約2qの合計4q区間を地下構造とするなど、基本構想構造・横断構成、連結位置・構造など基本的な考え方に合意した。
 外環道は、都心から約15qの地域を結ぶ全体延長約85qの幹線道路。県内区間は松戸市小山から市川市高谷に至る約12・1qで、本年6月2日に三郷南IC〜高谷JCT間が開通した。k_times_comをフォローしましょう
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