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鹿児島建設新聞
2018/11/19

【鹿児島】県施行大型建築計画/支援学校は基本設計、新体育館は来年度以降

中央高校 県による大型建築物の整備に向けた今後の動きをまとめた。基本構想がまとまった鹿児島市南部地区特別支援学校は2021年度の工事発注に向け、2018年度末にも基本設計に入りたい考えで、新総合体育館は19年度以降が見込まれる。薩南病院は来年度、基本構想を策定予定。実施設計が進む名瀬港旅客待合所や国分高校校舎改築の発注時期に注目が集まる。
 概要をみると、南部地区特別支援学校の建設場所は、同市西谷山2丁目の農業試験場跡地。敷地面積は約2・38ha。基本構想によると、建物規模は校舎1万3800u以内、屋内運動場1000u以内、プール(温水)700u以内、食堂・厨房910u以内−などの計1万6700u以内。
 基本設計は、建物規模が同程度の鹿児島養護学校建設のときに行った、公募型プロポーザル方式が見込まれる。
 新総合体育館の建設予定地は、JR鹿児島中央駅西口にある県工業試験場跡地(約1万u)が最適と判断。市道を挟んだJP所有地(約5700u)の買収に向けて協議中。建物は、高層化により多機能な大阪府立体育会館(地下2階、地上4階、塔屋1階建2万8318u)等を参考にしている。
 薩南病院は、現施設(RC造3階建1万3124u)の老朽化等により移転改築の計画で、19年度から基本構想の策定に入りたい考え。15年度には経営分析等を病院システムで実施し、在り方検討委員会で審議。診療科を増やし利便性の高い市街地に整備することで経営が安定すると方針が示された。
 学校関係で、国分高校の改築規模はRC造5階建約5000uで、工事発注は19年度以降が見込まれ、数期に分けて行われるもよう。また、鹿児島工業高校や鹿児島南高校、鹿児島中央高校等でも校舎整備を継続する。
 奄美大島の大島高校では寄宿舎改築(RC造5階建1589u)や食堂棟改修に向けた基本設計を18年度に実施。また、名瀬港旅客待合所(RC造2階建約2000u)では、基本・実施設計が進む。

■県営住宅関係
松陽台第二は114戸

 原良団地の建て替えは18年度から2カ年で、Aの6号棟(50戸)を整備中。残りは2棟計110戸で、25年度の事業完了を目指す。松陽台第二団地は、5期に分けて計114戸を整備する予定で22年度完了を見込む。

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