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滋賀産業新聞
2018/11/21

【滋賀】大津市 市道幹1009号線の橋梁新設

 大津市道路建設課は、真野3丁目に位置する市道幹1009号線において、橋梁の新設工事を計画しており、詳細設計の修正を今年度内に取りまとめる。同橋梁は、県道路公社が計画する「新宿橋」の架け替えと近接するため、両橋梁の施工計画を一括して道路公社が同市から受託する可能性もあったが、大津市からの工事発注で取り掛かっていく。
 計画によると、10年に実施された橋梁詳細設計の修正を行い、橋梁整備に必要となる設計図書を作成。17年に改訂された道路橋示方書の技術基準と、現在、県において事業が進められている国道477号の4車線化及び真野川暫定改修に関する計画との整合を図っていく。
 工事については、近接で計画されている道路公社の国道477号の4車線化事業にともない実施する真野川を渡る「新宿橋」の架け替えと、調整しながら協議を進め、工事の着手時期は流動的。なお、道路公社が計画の新宿橋の工事スケジュールは、19年度に仮橋建設、20〜21年度に河川拡幅、22〜23年度に本体工となる橋梁整備―との約5ヵ年計画を想定。
 同市の都市計画道路3・4・21号は、びわこローズタウンと仰木本堅田線間を結ぶ路線で、市はこれまで全体を3工区に分けて整備を進めてきており、区間のうち第1・第3工区は完了し、橋梁整備を含む第2工区約340bが未着手。第2工区の土工区間は周囲が農地であるため、整備にあたって仮設道路の整備も必要となる。
 新設する橋梁は、橋長68bで、総幅員18・8b(車道・歩道W18b、地覆W0・8b)。橋梁形状は、上部(鋼)単純鋼床版箱桁橋で、下部は逆T式橋台(構造形式は同一、高さは変化)、橋梁基礎工は場所打杭、土留工は切梁式(2段)。添架物件として道路照明灯H10b×2基、電気設備―など。
 設計は、12月7日・9時20分に入札を予定している。

提供:滋賀産業新聞