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鹿児島建設新聞
2018/11/21

【鹿児島】鹿児島市PFI等手法検討/八幡小建替え 発注は従来方式で

 鹿児島市は、PPP/PFI手法導入優先的検討方針に基づいて、3施設で検討を行った。その結果、コスト縮減が見込めないため同手法を導入しないと判断。八幡小校舎建て替えや平川動物公園渋滞緩和対策(立体駐車場整備)等は従来方式で整備を行う。 
 検討の背景には、内閣府および総務省からの要請に基づき、公共施設の整備および直営の公共施設の運営について、PFIをはじめとする公民連携手法の検討が求められた。 
 対象施設をみると、八幡小学校校舎建て替えは、八千代エンジニヤリングで基本構想・事業手法検討調査を実施。履行期限は12月17日まで。 
 現在、建て替え後の敷地の有効利用や建設・維持管理に関する費用対効果の観点等から、建て替えて新たに整備する校舎と既存のままとする校舎に選別するための検討が行われている。なお、屋内運動場は建て替えない。 
 また、平川動物公園交通渋滞緩和対策事業は、谷山地区工業用地を活用したパークアンドライドを実施しているが、19年度以降は同用地の借用が困難になる。そのため、これに代わる用地の確保が必要となるため立体駐車場の整備を計画。民間活力の導入を検討していたがコスト縮減が見込めないと結論付けた。 
 このほか、北部清掃工場ごみ焼却施設基幹的設備改良事業は、既存設備の性能に縛られ、競争性が働かずコスト削減効果が不透明。さらに、南部清掃工場でDBО方式により、建て替えが進んでおり、その運営状況を確認しながら、市が運営主体となり直接的に関与していくことが重要と判断した。 

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