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建設新聞社
2018/11/22

【東北・岩手】PFI手法を採用へ、盛岡南公園野球場の基本計画案まとまる

 岩手県と盛岡市が共同で整備を予定している盛岡南公園野球場(仮称)整備事業の基本計画案がまとまった。
 事業手法はPFI手法(BTO方式)の採用を想定。2019年1月に実施方針・業務要求水準書(案)を、同4月に募集要項をそれぞれ公表する予定だ。
 盛岡市三ツ割地内の県営野球場は、1970年に開催された岩手国体に合わせ整備され、83年と93年に大規模改修を実施しているが、経年により老朽化が進んでいる状況にある。
 一方、盛岡市は2014年3月に策定した「スポーツ施設適正配置方針」において、盛岡南公園への新たな野球場の整備および既存の市営野球場の廃止を盛り込んでいる。
 このような経緯を踏まえ、17年2月には市が基本構想をまとめ、その後、県と市が共同整備に向け検討を進めてきた。
 新たな野球場は、同市永井地内の盛岡南公園の都市公園決定区域19・7fのうち、未開設区域の9・18fに計画。
 整備コンセプトは「プレーしても観ても楽しいボールパークを、県と市が手を取り合い実現することにより、岩手・盛岡の憧れを創る」。
 両翼100b、中堅122bの人工芝となる野球場のほか、別棟として50b×50b(高さ15b以上)の屋内運動場も備える。野球場の収容人数は内野約1万2000人、外野約8000人の計約2万人を見込む。
 事業手法は、財政負担軽減の面で優れるとともに、施設整備に対する運営企業のノウハウが期待できるPFI手法(BTO方式)の採用を想定。
 概算額は、民間事業者がPFI手法などにより公共サービスを調達した場合に要する施設整備費約87億5000万円を基本とする。運営・維持管理費は、事業期間を15年間とした場合約23億0900万円。年平均は約1億5400万円となる。
 事業の実施に当たっては、県と市が共同で施設を所有しつつも、市が単独で発注事務を行う「県市共同所有・市単独発注方式」を採用。市単独で発注を行うため、SPCからの施設の引き渡し相手は市のみとなる。市はSPCから引き受けた施設の所有権の一部を県に譲渡する。
 今後、19年1月に実施方針・業務要求水準書(案)を、同4月に募集要項をそれぞれ公表。同11月にも事業者を選定し、20年3月に本契約を締結。同4月〜23年3月で設計・施工を進め、23年度の供用開始を目指し事業を進める予定だ。

 提供:建設新聞社