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北陸工業新聞社
2018/11/28

【石川】年内に事業者選定へ/小松加賀組合衛生センター整備 

 小松加賀環境衛生事務組合は、小松市浜佐美町地内の衛生センター施設整備工事について、19年2月議会での請負契約承認に向け、12月下旬に入札とヒアリングを行い、年内に事業者を選定する方針だ。先の議会定例会で管理者の和田愼司小松市長が見通しを示した。
 同工事は設計・施工一括発注方式で、総合評価方式により落札者を決定する。同組合は現在、提出された技術提案書を精査しており、来月中旬に指名通知を行う予定だ。予定価格は税込み17億4000万円(税抜き約16億1100万円)。
 同組合衛生センターのし尿処理施設は、1981(昭和56)年に建設した旧棟と、94(平成6)年に建設した新棟があり、108キロリットル/日の処理能力で稼働している。
 計画によると、老朽化が著しい旧棟を改築するとともに、新棟の一部更新を行う。既存の新棟の東側隣接地に新施設を建設し、旧棟の高度処理施設や汚泥処理施設、汚泥乾燥設備(発酵堆肥化設備に更新)の機能を集約する。公共下水道の普及により、し尿処理量が減少しているため、処理計画量を見直し、施設のダウンサイジング(処理能力96キロリットル/日)を図る。
 現新棟は、前処理設備と主処理設備を有効利用し、効率的な運営を行う。全体の運営については今後、最適な方法を検討していくという。73(昭和48)年に建設した管理棟は撤去する。地域の水環境を保全し、循環型社会の形成に資するため、し尿処理施設の機能を強化し、汚泥再生処理施設として再構築する。

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