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西日本建設新聞社
2018/11/28

【熊本】建麗会が宮建協女性の会と情報交換 「経営者の理解必要」で一致

 くまもと建麗会(森山澄江会長)は26日、宮崎建設業協会女性の会(宮島百合子部会長)と熊本県建設会館で情報交換会を実施した。県外の建設業女性との交流は初めて。
 女性の会は今年2月、宮崎県内の建設業に携わる女性で発足し、女性技術者等の確保・育成や、女性も働きやすい環境づくりに向けた活動をスタートさせている。今回、建麗会に情報交換を呼びかけて実現した。
 建麗会から森山会長のほか守田香織運営委員、小ア美香運営委員、吉田典子運営委員ら9人、女性の会から宮島部会長、谷口直美副部会長、岩本和美副部会長ら7人が参加。
 活動報告で建麗会は、会員向けの現場見学会や工業高校女子生徒との意見交換会、清掃ボランティア、工業高校保護者への進路説明会などを実施し、最近ではイベントやガイダンス等への協力申し入れが増えていると説明。女性の会は、高校への出前講座や、高校生がデザインした新作女性作業着のファッションショーを実施したことなどを紹介した。
 情報交換では、女性が働きやすい環境づくりに話題が集中し、「女性は細やかな作業が得意。書類作成など女性だから上手くできることもある。男性と同じ仕事を要求しても無理では」という意見がある一方で、「個体差もあり、重機に乗るのが好きな女性もいる。特別扱いして大事にされすぎるのは嫌」という声もあがり、女性の思いを経営者に理解してもらう大切さで一致した。
 ほか、活動予算の確保や、活動時間の負担、情報発信の在り方、小中学生への働きかけ、保護者の意識改革、子育て環境の充実など様々な話題がのぼり、女性の会は「子育て支援は深刻な問題。業界団体で保育園をつくってはどうか」と提案した。

提供:西日本建設新聞社
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