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滋賀産業新聞
2018/12/04

【滋賀】東近江市 能登川スポーツセンターの体育館移転新築

 東近江市が計画している市立能登川スポーツセンター(東近江市山路町600)の体育館移転新築工事は、9月補正で工事費が予算化されたことから12月議会への工事請負案件上程が予想されたが、現時点では3月議会への上程が想定される状況となっている。
 能登川スポーツセンターは、体育館・武道館・グラウンド(ナイター照明付き)を備え、能登川地域の健康づくりを目的とする生涯スポーツ活動の拠点として多くに利用されている。現在の体育館は78年(昭和53年)6月の竣工。規模は、RC及びS造2階建、延約2105平方b。アリーナA1119平方bに2階観覧席324席、会議室2室などを備える。また、隣接の武道館は、79年(昭和54年)9月の竣工で、S造平屋建、約530平方b。体育館とは渡り廊下でつながっている。築後40年が経過しており、13年度(平成25年度)に実施した耐震診断で耐震補強の必要性が指摘されていた。
 このため、市は16年度12月補正予算で設計等業務委託料を予算化。耐震化の具体策を検討し、利用者から老朽化に加え使い勝手の悪さなどの指摘もあり、「移転新築によってこれを解消。規模は現施設と同等程度を確保する」との方針を決め、17年度9月補正において移転候補地の調査費を予算化。並行して建築設計業務を進めるとして同年11月に入札し、担当事務所をビルディング・コンサルタントワイズ(大津市)に決定し業務をスタートさせた。設計概要は、体育館・武道館と分けず、メインアリーナと多目的使用を想定するサブアリーナを備えた延面積約3000平方b規模。今年度の9月補正で、工事費12億8000万円を予算化した。

提供:滋賀産業新聞