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北陸工業新聞社
2018/12/04

【新潟】施工協力は福田組/デンカ生研の新製造施設建設/五泉 

 デンカ生研(東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 綾部光邦代表取締役社長)は3日、五泉市内で計画するワクチン原液新棟建設工事の起工式を執り行った。
 日揮が設計・施工一括で受注し、施工協力は福田組。新たに建設する規模は6階建て延べ1万2010平方メートル(建築面積2226平方メートル)で、現在の原液製造設備の2倍を確保する。建設場所は南本町地内の新潟工場敷地内で、投資規模は約160億円を見込む。20年下期の完成を予定し、22年のシーズン供給開始を目標としている。
 同社は、インフルエンザワクチンの主要供給メーカーで、既存設備での増産と安定供給に努めてきたものの、近年は顧客が期待する量の製品を十分に供給できない状況だったことを踏まえ、顧客ニーズに応えるための抜本策として、新施設を建設。これにより、供給能力の増強を行うほか、早期出荷の実現や安定した生産体制の構築、薬事コンプライアンス体制の高度化などを図る。

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