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建通新聞社
2018/12/06

【大阪】東芝エレベータGを選定 大阪市ESCO

 大阪市は、此花区の介護老人保健施設「おとしよりすこやかセンター西部館」を対象としたESCO事業(シェアード・セイビングス契約)で、最優秀提案者を東芝エレベータ・IBJL東芝リースのグループに決めた。2019年度中に省エネ改修工事を完了し、20年度からサービスを開始する予定だ。
 対象施設の規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ5659平方b。照明設備は蛍光灯、白熱灯、メタルハライト灯など。更新が必須となる既存のガス吸収式冷温水発生機は、川重冷熱工業社製の「GWM―60H」。この他、11人乗り・20人乗り・小荷物専用エレベーター各1基ずつなどがある。完成年度は00年度。
 同グループの主な提案内容は▽ガス吸収式冷温水発生機2台を電気式空冷ヒートポンプチラー2台に更新▽照明器具(計471台)をLEDへ更新▽空冷パッケージエアコン室外機8台、室内機50台を更新(補助金使用可の場合)▽節水器具を64カ所に導入▽BEMS(エネルギー管理システム)を導入―など。
 省エネサービス期間は20〜33年度。補助金を利用できる場合は、エネルギー削減率34・25%、CO2削減率33・86%、補助金なしの場合は、それぞれ27・75%、27・42%を見込んでいる。
 市が15年度までに導入したESCO事業の効果は、光熱水費削減額が計約11億8000万円、二酸化炭素削減量が計約2万3000d、エネルギー削減率が平均約29・7%となっている。
提供:建通新聞社