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北陸工業新聞社
2018/12/06

【富山】件数、金額ともにダウン/11月の前払金保証取扱高/東日本保証富山/累計は10カ年で最下位 

 東日本建設業保証富山支店は、11月分の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 それによると、件数は203件で前年度同月比6・9%減、請負金額は41億7600万円で同23・9%減となり件数、金額ともにダウンを示した。請負金額は2カ月ぶりの減。
 発注者別の請負金額を見ると、国は同128・3%の増。北陸地方整備局富山河川国道事務所で、同2億円増加したことが主な要因。
 県は同6・4%の減。その他機関で同2億円減少した。主要発注部局である土木部、農林水産部、企業局の件数は概ね前年並みの状況。
 市町村は特筆すべき大型工事はないものの、同17・5%の増加となった。高岡市では同2億円のアップ。
 その他は同96・1%の大幅減。日本下水道事業団では、昨年同期に「神通川左岸流域下水道神通川左岸浄化センター汚泥焼却設備工事その7」(請負金額6・2億円)と「神通川左岸流域下水道神通川左岸浄化センター電気設備工事その13」(同5・2億円)の大型保証があった反動から、同11億円のダウンを示した。同じく、昨年同期に「学校法人富山国際学園富山短期大学付属みどり野幼稚園改築工事」(同4・9億円)の保証があったことも響いた。
 一方、累計は、件数が同2・7%減の2551件、請負金額が同0・4%減の839億3000万円。過去10カ年の推移は件数が下から2番目、請負金額が最下位。
 内訳を見ると、アップは小矢部市33億円、富山市29億円、県土木部15億円、県その他8億円など。ダウンは北陸地方整備局19億円、富山産業展示館15億円、富山大学11億円、日本下水道事業団9億円、北陸農政局とネクスコ中日本が各8億円などとなった。
 市町村別の前払金保証取扱高は、富山市が127億円余でトップ。2位は射水市の50億円余、小矢部市43億円余、高岡市39億円余、砺波市22億円余と続いた。
 工事場所別の保証取扱高累計では、入善土木と高岡土木管内で増加、富山土木と立山土木管内で微増、新川土木と砺波土木管内では大幅に減少している。
 累計の中間前払金保証取扱件数は、県土木部が23件で最多。富山市16件、県農林水産部10件で続いた。

hokuriku