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建通新聞社(中部)
2018/12/10

【愛知】名古屋市 瑞穂公園整備のマスプラ策定へ

 名古屋市教育委員会は、2026年アジア競技大会のメイン会場となる瑞穂競技場がある瑞穂公園全体の整備方針を19年度に策定する考えだ。大会時に多くの来訪者が訪れることが想定される同公園では、瑞穂競技場の改築を計画している。マスタープランを策定することで、公園全体を一体的に整備・活用できるようにする方針。今後、関係事業費を財政局に要求していく見込みだ。
 同公園の全体面積は約24f。改築を計画する陸上競技場の他、北陸上競技場(敷地面積1万9820平方b、スタンド収容人数3000人)、ラグビー場・ラグビー練習場(敷地面積2万6000平方b、収容人数1万5000人)、野球場(敷地面積2万6079平方b、収容人数1万8600人)、相撲場、弓道場、アーチェリー場、テニスコート、屋外・屋内プール、トレーニング室、宿泊研修室などを配置している。
 メイン会場の陸上競技場は3万5000人規模に対応できる施設が検討されている。同公園内には、陸上競技場南側に送電用の鉄塔が立地している他、競技場西側に国指定史跡の大曲輪貝塚を含む大曲遺跡が所在。今後の整備にあたっては、遺跡の試掘を行い、文化財保護範囲を決める必要がある。改築後に公園全体の魅力を向上させて来訪者を迎えることができるよう、公園全体の整備方針を決める考え。
 今年8月にインドネシアのジャカルタで開かれたアジア競技大会では、開会式に3万8000人、閉会式に5万5000人が訪れたという。

提供:建通新聞社