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北陸工業新聞社
2018/12/08

【福井】変化はチャンス自由に伸び伸び/建築家の内藤廣氏が若者に答え鼓舞/建築と土木は融合すべき/一乗谷朝倉氏遺跡博物館も紹介/−(下)− 

 内藤氏は講演中、竣工した福井県年縞博物館とともに、現在実施設計を進める県の一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)展示・ガイダンス棟も紹介した。
 実施設計は、内藤廣建築設計事務所・センボー建築事務所(福井市順化2丁目)JVが担当。RC一部S造地上2階地下1階建て延べ約5100平方メートルを想定。氏は「実はコンペは苦手。身振り手振りが少ないせいか」と打ち明け、「幻の館をイメージし(滅ぼされたせいか)なんとなく寂しい感じで。訪れた方が像を結ぶように」などと説明。
 また会場の質問にも丁寧に答えた。かねて指摘される建築と土木の融合について「本来は一緒にあるべき。今後は交流の時代になるだろう」と洞察。東日本大震災の復興に携わる経験に重ねて強調。
 学生たちも積極的に質問した。大勢が聴き入るなか度胸一番、まずは女子学生から。設計事務所で来春から働き始めるそうで、助言を求め「時代は激変するが、若者にはチャンス」とエール。続いて男子学生も背中を押され「高齢化や人口減少も恐がらなくていい。古い因習にとらわれず、もっと自由に伸び伸び、創造力を発揮して」と氏一流のトーク術を披露し、次代を担う学生に期待した。

建築文化講演会38人目で2回目講師

 主催者を代表し、日本建築家協会北陸支部福井地域会の出田吏市会長が冒頭あいさつ。
 内藤氏は、同会が毎年の建築文化講演会で招く講師の通算38人目で、氏には98年のテーマ「建築にできること」に続き2回目となり、縁の深さにふれた。
 その上で出田会長は、内藤氏がバブル時代にあっても信念を持ち、名建築・海の博物館を建てた功績を披露し「圧倒される建物で、見学に訪れなお一層衝撃を受けた」等と自身の思い出も交え、今企画の実現に感謝した。

 主催は、日本建築家協会(JIA)北陸支部福井地域会。共催は、日本建築家協会(JIA)北陸支部および福井県建築工業会。後援は福井県、福井市、日本建築学会北陸支部福井支所、福井県建築士会、福井県建築士事務所協会、福井県建築設計監理協会、弊社福井支局ら。

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