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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/12/11

【茨城】下妻市長がサンビーチ廃止表明/跡地に通年利用の新施設

 下妻市の菊池博市長は7日、厳しい経営状況が続いていた市営プール「砂沼サンビーチ」を廃止する方針を明らかにした。来年度の運営は行わない予定。今後は県開発公社が施設の解体を実施するとともに、市と県で協議し、民間活力の導入や周辺との一体的整備を視野に入れながら、跡地に通年利用が可能な新施設の整備を検討する考え。菊池市長は「県西地区の拠点となる施設を創造していく」と話した。
 砂沼サンビーチ(長塚乙4―1)は県営都市公園「砂沼広域公園」内にある大規模プールで、敷地面積は5・08ha。県開発公社が1979年に開業。2009年には下妻市に譲渡され、市営プールとして運営されていた。
 しかし14年度以降は入場者数が目標の14万人に到達せず、年度別収支でも赤字が続いており、経営状況が悪化。こうした状況を踏まえ、ことし6月に市が検討委員会を設置し、砂沼サンビーチの存続、廃止を含めた方向性について調査検討を進めていた。
 検討委員会の報告書によると、存続の場合は市負担で、老朽化する既存施設の大規模改修を実施する必要があり、改修工事費として約18億5000万円を試算。有効な補助金制度もないことから財政状況を考慮し、改修の実施は困難とした。
 記者会見で菊池市長は廃止について「総合的に判断した」とし、「施設を取り壊し、更地にした上で、年間を通じて利用可能な施設の整備を模索する。同等規模となるものが望ましい」と述べた。
 施設の解体や撤去などは09年に締結した譲渡契約において県開発公社が費用を負担し、実施することになっているという。解体後、民間活力の導入、複合施設「ビアスパークしもつま」などの周辺との一体的整備などを検討しながら、通年利用が可能な新たな広域施設の設置を目指す。