全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　横浜市は「横浜みなとみらいホール」の大規模改修で、２０２１年１月から22年10月まで約１年10カ月間休館しての工事実施を想定している。安全性、バリアフリー向上、長寿命化の面から▽大・小ホール、大ホールホワイエの天井脱落防止対策▽大ホール２階席・３階席下部の天井耐震化▽非常放送設備、自動火災報知設備の更新▽多目的トイレの設置▽施設内の段差解消▽舞台音響・照明・機構設備の更新▽小ホール客席の更新▽衛生・空調設備などの更新▽外観、内装の更新―を行う考え。
　横浜みなとみらいホールは西区みなとみらい２ノ３ノ６にあるクラシック音楽専用ホール。鉄骨鉄筋コンクリート造地下１階地上７階建て延べ１万８６８８平方�bの建物に、パイプオルガンを備えた大ホール（２０２０席）や小ホール（４４０席）、リハーサル室、レセプションルームなどを配している。Ｔ・Ｒ・Ｙ90工区共同事業体（大成建設他）の施工で１９９７年６月に完成した。
　建設時の設計を手掛けた日建設計（東京都千代田区）で進める基本設計を通じ、18年度末に工事スケジュールなどを確定させる。19年度内に実施設計の成果を得て、20年末をめどに工事発注する見通しだ。

提供：建通新聞社