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鹿児島建設新聞
2018/12/18

【鹿児島】マリンポートかごしま岸壁/第1弾 岸壁の基礎捨石発注

2018-12-18-1-1 九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、鹿児島港のマリンポートかごしまで22万t級の大型クルーズ船が接岸できる岸壁整備に向け、第1弾を発注する。内容は岸壁の基礎捨石。2019年1月29日午前10時から開札し、2月中にも契約を行い着工する。県においては、約4500万円の事業費を投入して、県単事業で陸側の静穏な水域に浮桟橋等を1月にも発注する。
 岸壁の延長は410m、事業費は71億円。基礎捨石の工事内容は、捨石が約3000m3、捨石均しは100u。工期は19年6月20日まで。また、細部設計に向けた入札手続きも進めている。
 基本条件は計画水深が12m、エプロン幅は20m。施工条件のうち、海上部分はフローティングドッグ製作でウインチ方式により据え付ける手法。陸上部分はケーソンを陸上製作する吊降ろし方式。期限は3月25日までで、19年度から大規模な工事が始まる。
 直轄では岸壁のほかに、航路・泊地の浚渫工(水深10m)3.3haを予定。事業費は7億円で全体の事業期間は21年度まで。
 国土交通省は同港を「国際旅客船拠点形成港湾」に指定。県では同拠点形成計画を作成し、18年度内には連携するロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL社)と官民連携国際旅客船受入促進協定を締結する。同社は優先利用する旅客施設(敷地0.4ha)に10億円、県は駐車場の舗装工(1.2ha)に1億円の投資を見込む。
 また、クルーズ船寄港時の渋滞緩和策として県では、高速船や客船等で観光客の移動を可能にするため、浮桟橋や係船柱を設ける。
 事業内容は、本港区を利用していた高速船が寄港地を移動して使用しなくなり、旧木材港区に保管していたものを補修して移設活用。接岸させるために新たな係船柱も設置する。

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