トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2018/12/19

【神奈川】川崎市 東扇島堀込部の埋立設備で基本設計着手

 川崎市は、「東扇島堀込部埋め立て設備製作・設置工事基本設計業務」をポートコンサルタント(東京都文京区)に562万3200円で委託した。履行期限は2019年3月22日。17年度に実施した「東扇島堀込部埋め立て方法検討」の結果を踏まえて、埋め立てに必要な機械・設備の基本事項を整理し、基本設計と概略施工計画、発注仕様書をまとめ、概算工事費を算出する。埋め立て設備の製作・設置工事を一括して19年度に発注し、20年度から21年度にかけて製作・設置工事を進める予定。
 東扇島堀込部(川崎区東扇島32ノ1地先)の埋め立て、土地造成事業は、コンテナ貨物や完成自動車の取り扱いの増加に対応するための用地を確保するとともに、老朽化した倉庫建て替えの代替用地を確保するのが目的。市内にある中央リニア新幹線の梶ケ谷非常口から搬出する建設発生土約140万立方bを埋め立て用材として有効活用する計画。
 今回の委託業務では、建設発生土について搬出開始時期や具体的な土量(全体量や、ピーク時の取り扱い土量)、土質、搬出期間などの情報を把握した上で、埋め立て機器・設備に求められる耐用年数、埋め立て範囲(平面的な埋め立て可能範囲)などの基本的事項を設定する。設定した基本事項に基づいて、埋め立て設備の詳細事項、必要になる補助機械、共通仮設工の仕様・配置を検討。その上で、埋め立て設備製作・設置工事についての概略施工計画の検討と、その他必要となる計画の検討を行い、概算工事費を算出する。
 埋め立て設備の製作・設置工事は20年度から着手する予定だが、建設発生土の搬出状況によりスケジュールが前後する可能性がある。

提供:建通新聞社