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日本工業経済新聞社(茨城)
2018/12/12

【茨城】小美玉市玉里地区小中一貫校は19年度着工


 小美玉市施設整備課は、玉里地区に小中一貫校を整備する。現在は叶ツ山建築設計事務所(つくば市)で実施設計の策定と事前工事を進めている。2019年度より校舎新築を含む第1期工事を2カ年計画で着手する。7月ごろに一般競争入札で発注、9月議会に上程し、10月ごろ着工の見通し。工事費は約22億円を見込む。
 市は児童生徒が減少傾向にあることから、15年に策定した市立小中学校規模配置適正化実施計画のもと、玉里小、玉里北小、玉里東小を統合し、玉里中との小中一貫校の開校を決定。本年度は実施設計を青山建築設計事務所で策定するとともに、グラウンド拡張および玉里中体育館裏の伐採工事を行う。
 建設場所は玉里中(上玉里751―1)の敷地内。校舎の規模はRC造3階建て、延べ7536u、敷地面積3万121u。普通教室67・5uを全18室、33・75uの特別支援教室全7室を想定している。
 1階には普通教室8クラス、特別支援教室5クラス、保健室、図書室、PC室、小体育館、図書コーナーなどを整備。2階は普通教室6クラス、職員室、職員用更衣室、校長室、理科室、給食室、多目的室、放送室など。3階には普通教室4クラス、特別支援教室2クラス、調理室、音楽室などを配置する。玉里中の体育館は統合後も使用する。
 工事は事前工事(本年度)、第1期工事(19〜20年度)、第2期工事(1)(21年4〜9月)、第2期工事(2)(同10〜22年3月)の5カ年計画で行う。
 本年度は事前工事として、根崎解体工事梶i小美玉市)が玉里中体育館裏の伐採とグラウンド拡張を進めている。なお、玉里小敷地内のプール解体とテニスコート新設は完了している。
 19年度は第1期工事として、新校舎建設、倉庫、屋外トイレの新設および既存施設の解体、玉里中体育館と新校舎を結ぶ仮設の渡り廊下設置を計画。工期は18〜20カ月を見込んでいる。
 第2期工事(1)では、現玉里中校舎を解体し、玉里中体育館横に駐輪場約200台分を整備する。
 続いて第2期工事(2)では、既存駐輪場の解体、玉里中体育館と新校舎の間にサブグラウンド、児童クラブ、渡り廊下を設置する。また、駐車場約60台分の整備も行う。児童クラブは平屋約150uで小学校6年生までの児童の利用を想定。
 また、現玉里中の敷地から市道玉1号線を挟んで北側に位置する玉里小校舎を解体し、グラウンドを部活動などに利用できるように整備する。