トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2018/12/20

【三重】中部電力 尾鷲三田、四日市火発3号機を廃止

 中部電力(名古屋市東区東新町1)は12月19日、尾鷲三田火力発電所(尾鷲市)の1号機と3号機、四日市火力発電所(四日市市)の3号機を、同日付で廃止したと発表した。尾鷲三田火発については、2019年5月から解体・撤去工事に着手する予定。並行して、尾鷲市・尾鷲商工会議所と組織している協議会で跡地活用の検討を進める。
 尾鷲三田火発(尾鷲市国市松泉町1)は、1号機が出力37・5万`h、3号機が50万`h。ともに重油・原油を燃料とする汽力発電方式で、発電コストや設備の効率性を踏まえて廃止が決まっていた。2号機は04年12月に廃止済み。尾鷲市らと組織する協議会では、約63万4000平方bに及ぶ敷地の跡地活用方法を検討している。この活用施策を展開する場所を確保することを念頭に、中部電力は発電用設備の撤去工事を19年5月から3年ほどかけて実施する見通しだ。
 四日市火発(四日市市三郎町1)の3号機は、液化天然ガス(LNG)を燃料とする汽力発電方式で、出力22万`h。同方式・同出力の1〜2号機は17年12月に廃止している。現在はコンバインドサイクル発電方式の4号系列(58・5万`h)が稼働している他、住友重機械・中部プラント共同企業体(東京都品川区)の施工でバイオマス発電設備(出力4・9万`h)の整備を進めている。

提供:建通新聞社