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北陸工業新聞社
2018/12/22

【新潟】鹿島が技術協力/北陸農政局新川河口排水樋門/初のECI適用 

 北陸農政局は21日、新潟市西区五十嵐二の町−五十嵐三の町地内「新川流域二期農業水利事業 新川自然排水樋門建設工事に係る技術協力業務」の公募型プロポーザルで、鹿島を特定し、3200万円で随意契約したことを明らかにした。
 同局初の技術協力・施工タイプ(ECI)による技術提案・交渉方式を適用。技術協力業務の契約を締結し、別途契約済みの設計業務に技術提案を反映させながら施工の価格交渉を実施する。成立に至った場合、工事の契約を結ぶ。施工者の技術力とノウハウを設計段階から投入することで、コスト縮減や工期短縮を図るのが目的。
 特定にあたり、「仮締切工の既設・新設床版部およびエプロン部における施工方法等に関する提案」、「現場の周辺状況を踏まえた仮設計画・施工計画に関する提案」、「技術協力業務等の実施に関する提案」において総合的に最も優れた提案が行われていたと判断。同社を最優秀者に選定した。予定価格は3280万円に設定していた。
 概要は、樋門長61・4メートル(3門)、フローティングタイプ全可動堰の新設に係る設計技術協力と建設工事。WTO対象。技術協力業務の履行期間は19年3月22日まで、工期は19年7月から23年3月まで。
 実施設計は内外エンジニアリング・ナルサワコンサルタントJV。

hokuriku