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建設経済新聞社
2018/12/26

【京都】植物園100周年見据えた構想 中間案に観覧温室建替え等

 京都府は25日、京都府立植物園100周年未来構想委員会に中間案を示した。
 1924年(大正13年)開園の京都府立植物園(京都市左京区下鴨半木町)について、100周年を契機に、利便性や快適性を高める施設整備、研究・教育機能の強化、北山文化環境ゾーン内の各施設との連携などを検討している。
 中間案では、100周年に向けた取組の方向性と主な取組例を示した。
 「植物園のさらなる魅力向上や来園者の利便性・快適性の向上」では、主な取組例として▽ビジターセンター・ボタニカルショップ・ミュージアムショップ・カフェ・常設展示場等、複合的な正門エントランスの整備、植物園会館の機能強化(標本室、図書コーナー等)▽快適なトイレやカフェの整備をはじめとした、来園者のアメニティー向上のための施設整備▽巡回トラムなど移動手段の工夫▽建設から30年近くが経過し老朽化が進む観覧温室の建替えや大規模改修など具体的な手法の検討着手(工法・資金調達方法の検討等)▽栽培展示を支えるバックヤードの機能向上などを挙げた。
 「教育・学習・研究及び希少植物保全に向けた機能強化・体制整備」では、主な取組例として▽希少植物保全、情報の発信に必須な植物標本庫や常設展示室(植物標本や資料などの情報発信)の整備▽京都市動物園、京都水族館、京都市青少年科学センターとの4園館連携をさらに推進させ、次世代を担う子ども達に向けた教育・学習・研究機能を強化する体制と施設の整備などを挙げた。
 「来園者サービスの向上に向けた柔軟で弾力的な管理運営」では、主な取組例として▽開園時間の弾力化など柔軟で弾力的な管理運営▽民間ノウハウの導入による植物園のポテンシャルを活かした行催事の開催などを挙げた。
 「北山文化環境ゾーン全体とのソフト・ハード両面での連携の推進」では、主な取組例として▽民間のアイデア・ノウハウを活用したゾーンのエリアマネジメントによりゾーン全体で1日を通して楽しめる仕掛けの構築▽旧総合資料館跡地等を活用した施設整備を見据えた植物園の整備▽ゾーン内の回遊性の向上とゾーン全体を考慮した植物園の景観づくりなど、ゾーン内に立地する各施設との垣根をなくした連携▽地下鉄の利便性を活かしたゾーン全体での夜の時間帯の活用などを挙げた。
 これらの方向性で取組を進めるにあたり、施設整備での民間のアイデアやノウハウ、資本等の活用検討のほか、積極的な財源確保への配慮、北山文化環境ゾーン内に立地する京都府立大学や京都学・歴彩館、京都コンサートホール、さらには旧総合資料館跡地等を活用して整備される施設等との連携・協働を一層推進していくことが必要とした。
 第3回会合では中間案を報告した後、植物園と北山文化環境ゾーンの現地調査も行った。31年1月中旬頃に開催予定の第4回会合で最終案をまとめる。