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建設経済新聞社
2018/12/28

【滋賀】信楽窯業技術試験場整備 基本計画素案を作成

 滋賀県はこのほど、信楽窯業技術試験場の施設更新へ向けて整備基本計画素案をまとめた。施設整備計画によると、甲賀市信楽町の陶芸の森前を整備用地に、本館、調土棟、焼成棟からなる想定規模約1600uの施設を32・33年度に建設し、技術支援、人材育成、情報発信機能を整備、信楽焼産地の活性化を目指す。
 計画によると、甲賀市信楽町長野498の現在地から甲賀市信楽町の陶芸の森前に移転。
 現在の陶磁器デザイン、セラミック材料部門による技術支援機能の「モノづくり」及び「ヒトづくり」機能に、陶芸の森が備える美術館機能や国際交流機能、甲賀市が備える地場産業魅力発信機能を連携させ、現在の両機能強化とともに、新たに産地活性化の「コトづくり」機能を整備する。
 施設整備では、機器・装置の効率的配置により、現施設(建物3244u)の半分程度の延床面積に縮小、敷地利用計画では、地域連携交流と見学動線、試作研究・実習・作業動線を考慮した建物レイアウトとし、1階に実習・試作、原料調整、焼成の空間を連続的に配置、本館2階に企業などによる機器分析の空間とする。
 事業スケジュールでは、31年度に設計、地質調査、32・33年度に建築工事、工事監理、移設、34年度に供用開始、解体工事。
 概算事業費は約9・9億円(設計・調査約・0・4億円、建築設備費約7・4億円、移設・解体費約2・1億円)。