トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2019/01/05

【新潟】提案公募、中旬に要項公表/曽野木地区市営住宅跡地整備/新潟市 

 新潟市は、「曽野木地区市営住宅跡地施設整備基本構想」をまとめた。PPP/PFIの導入を視野に、施設整備に向けた民間提案を募集する方針で、早ければ1月中旬にも募集要項を公表する見通しだ。
 江南区曽野木地区の市営住宅跡地において、コミュニティ施設と近隣保育園2園の統合を軸とした複合施設を整備する。内閣府のPPP/PFIに関する支援対象事業。基本構想によると、コンセプトは「地域の人・知恵・気持ちが交わり響き合う公共施設から「交響施設」へ」。コミュニティ施設は子供や高齢者など誰もが気軽に訪ねられる多世代交流スペースを中心に、会議室や研修室などを設ける。保育施設は民間事業者の誘致による私立保育所または認定こども園を想定。コンセプトに基づきコミュニティ施設との融和を図る。
 コミュニティ施設と保育施設は並列または独立した施設として配置。民間事業者が両施設を一括して建設する。コミュニティ施設は市が購入または借上げし、指定管理者制度による管理運営を行う。また、スーパーや農産物直売所、医療クリニックなど地域住民の便益向上に資する施設と機能であれば、民間事業者が管理運営することを前提に合築も可とする。
 新施設整備エリアは曽野木1丁目22番の市営住宅跡地4255・58平方メートル。移転に伴い空き地となる曽野木保育園敷地1509・47平方メートル、第二曽野木保育園1313・26平方メートルの活用提案も同時に求める。
 今回の提案募集は、19年度に予定している事業実施者選定の実施方針を定めるのが目的。民間事業者から施設整備や維持管理運営の内容・範囲、事業期間などの提案を集め、計画の実現性を高める。最優秀提案者には19年度募集でのインセンティブを与えることも検討している。

hokuriku