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建通新聞社四国
2019/01/08

【香川】高松市 道の駅しおのえエリア施設基本設計

 高松市は、塩江温泉郷観光振興事業として、道の駅しおのえ・自然休養村センター跡地など「道の駅しおのえエリア」に整備する施設の基本設計を2018年度内に外注する。その際は、プロポーザル方式を想定しており今後詳細を詰めていく。
 同エリアでは、国道沿いという立地を生かすため、立ち寄り客をターゲットとした施設を検討。老朽化のため改修工事を行った日帰り温浴施設「行基の湯」を含め、医療、物販・飲食、観光情報発信などの機能を備えた施設の一体的整備を目指している。施設の配置や駐車場、公園などの全体プランを検討する。整備対象面積は約1万平方b。測量・調査は東洋コンサルタント(高松市)が担当。
 同事業は塩江温泉郷活性化の起爆剤として、観光施設を整備することなどを盛り込んだ観光活性化基本構想に基づき、実施する。塩江地域の強みを生かした集客のために、温泉郷(自然)の玄関口となる「道の駅しおのえエリア」、自然に囲まれた体験ができる「奥の湯エリア」に分け、各エリアの特性を踏まえた整備内容を検討している。
 奥の湯公園などがある「奥の湯エリア」では、源泉と自然に囲まれた立地を生かすため、ディープな体験ができ、「わざわざ訪れる価値のあるエリア」への脱皮を図る。奥の湯公園キャンプ場再整備などの他、一定のインフラ投資がなされている奥の湯公園内に新たな温浴施設などを整備する方向で検討を進めている。
 奥の湯エリアでは現在、約1万3000平方bを対象に、開発エリアの設定や諸条件を整理するための現地測量の他、地盤調査や測量設計などを中部コンサルタント(高松市)に委託し進めている。期間は19年3月22日まで。この調査、測量の進捗を見ながら奥の湯公園(4000平方b)に建設する温浴施設の基本設計を18年度内に外注する見通し。

提供:建通新聞社