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建設新聞社
2019/01/08

【東北・青森】234億で安藤ハザマJV/駒込ダムの本体建設工事

 青森県東青地域県民局地域整備部は、「第811―1号駒込ダム本体建設工事」の施工者選定へ昨年12月14日に総合評価落札方式による入札を実施し、第1位順位者が適正に履行できるか調査するため落札を保留していたが、安藤ハザマ・日本国土開発・鹿内組JVを落札者に決定した。落札額は234億円で、評価値は44・238(価格以外の評価点35・823点+採用価格評価点8・415点)。
 落札者を除く入札参加者の応札額と評価値は、熊谷組・大豊建設・志田建設JVが229億8100万円で43・510(価格以外の評価点34・573点+採用価格評価点8・937点)、前田建設工業・佐藤工業・西田組JVが229億6359万5615円で43・425(価格以外の評価点34・466点+採用価格評価点8・959点)、西松建設・戸田建設・藤本建設JVが229億7235万円で40・381(価格以外の評価点31・433点+採用価格評価点8・948点)、飛島建設・東亜建設工業・大坂組JVが229億6600万円で38・926(価格以外の評価点29・970点+採用価格評価点8・956点)、竹中土木・TSUCHIYA・青洋建設JVが262億円で33・105(価格以外の評価点28・408点+採用価格評価点4・697点)。予定価格は303億3136万8000円だった。
 同ダムは、八甲田山に近い青森市駒込地内の堤川水系駒込川に、洪水調節、ダムからの流水の補給による既得用水の安定化および河川環境の保全、発電を目的に建設する重力式コンクリートダム。規模は堤高84・5b、堤頂長290・1b、堤体積31万7000立方b。
 今後、議会承認を経て18年度内の着工、31年度の完成完了を目指す。工期は31年11月28日までの約13年で、冬季間は休工とする。当面は転流工として仮排水路トンネルを施工し、掘削や基礎処理など準備工を経て、おおむね4〜5年後から堤体打設に着手する見通しだ。なお、ダム本体設計は建設技術研究所が担当した。

 提供:建設新聞社