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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/01/07

【茨城】小美玉市が羽鳥駅前広場整備/来年度着工へ


 小美玉市は、羽鳥駅周辺整備事業を推進しており、2019年度には東西の駅前広場整備に着手する。東口に約6400u、西口に約2400uでロータリーを整備する計画だ。橋上駅舎および自由通路は19年度内の供用開始を目指している。東西駅前広場の工事は来年度に一般競争入札で発注する見通し。事業費は約8億円を見込む。

 羽鳥駅は橋上駅舎化と自由通路設置の工事を進めている。現在は建方工事が完了し、外壁や内装工事に着手していく予定。
 同駅は西口にのみ改札があり、東口からは人道跨線橋を渡って西口まで移動する必要がある。また、特に利用の多い西口側周辺は歩道がなく、歩行者と自動車の区別がない。駅のバリアフリー化もされていないことから、橋上駅舎化を望む声が多かった。
 市はこれらの要望を受け、JRと協定を締結し、事業を委託。15年度に基本設計、16年度に実施設計をまとめ、17年度より工事を進めている。
 橋上駅舎には東口・西口にエレベーター(23人乗り)、公衆トイレを設置し、バリアフリー化を実現。2階には自由通路および橋上駅舎の改札を整備する。
 駅前広場の整備内容は、東西ともに一般車乗降場、タクシー乗降場、タクシー待機場、バス乗降場、福祉車両乗降場。加えて、東口には一般車一時駐車場(約20台)と駐輪場(約150台分)を配置する。
 設計については潟~カミ(水戸市)がまとめた。
 現在、東西広場は駅舎工事の作業スペース確保のため、仮囲いが整備予定地にも及んでおり、一部が仮設ロータリーとして整備されている。橋上化や人道跨線橋解体の進捗を見通しながら早期の完成を目指す。
 東口ロータリー隣の市有地(約5000u)の利活用については、昨年サウンディング型市場調査を実施しており、今後も活用策の検討を続けていく。