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日刊建設工業新聞
2019/01/10

【鳥取】県立中部療育園の移転整備/まず解体を1月下旬発注/改修工事は3月に発注へ

 倉吉市南昭和町にある県立中部療育園の倉吉市上井にある元倉吉市立河北中学校への移転に伴う施設整備工事は、一部増築を含む施設改修工事に先行して着工する渡り廊下など既存施設解体工事が1月下旬に発注される。設計業務を担当している県総務部営繕課が工事発注業務を担当する県中部総合事務所設計関係書類を近く引き渡す。施設改修工事は、2018年度から2カ年事業の継続費として約3億4000万円(工事監理費含む)を11月補正予算で計上した。
 現在の施設は、中部圏域の肢体不自由児を対象とした医療機関として2004年、倉吉総合看護専門学校の敷地内に設置された。しかし、建物が軽量鉄骨造平屋建て約361平方bと手狭で、多様化している利用者のニーズに対応できないため、鉄筋コンクリート造3階建て延べ面積1400平方bあまりの旧河北中学校の管理教室棟を活用する。
 工事は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ面積1432平方bの旧管理棟の間仕切り改修及び床・天井などの改修で、改修に合わせ、鉄骨造3階(一部2階)建て49平方bの多目的便所・エレベータ棟、鉄筋コンクリート造10平方bの消火ポンプ室を増築する。改修に伴い、電気設備工事、機械設備工事を行うほか、外構(舗装、フェンス設置、植栽工事など)を整備する。
 3月の発注を予定している施設改修工事に先行して発注する解体工事は、駐車場エリアの整備に伴い、鉄骨造平屋建て91平方bと鉄骨造2階建て155平方bの既存渡り廊下2棟、プレハブの駐輪場2棟(25平方bと20平方b)を解体撤去するほか、庭園の樹木を除去する。概算工事費は約1000万円を見込んでいる。設計業務は、尾崎設計事務所(倉吉市)が担当している。

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