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建設経済新聞社
2019/01/17

【京都】改築の向日が丘支援学校 3月に検討会議意見まとめ 井手の新設校は工事公告へ

 京都府教育委員会は、改築を計画する府立向日が丘支援学校について、3月に基本構想検討会議の最終会合を開き、意見をまとめる。
 改築基本構想検討会議は、築51年が経過した向日が丘支援学校(長岡京市井ノ内朝日寺11の市街化調整区域に立地)について、施設の老朽化等に対応するとともに、長岡京市が検討している共生型福祉施設構想との連携を踏まえ、校舎改築整備に向けた基本構想を検討するため設置。昨年9月に初会合を開き、現状を確認した。
 第2回は最も建物が新しい宇治支援学校を視察。今月15日の第3回でこれまでの議論の論点整理を行った。基本構想の方向性について確認するとともに、教職員とPTAを対象に実施したアンケート結果を報告した。
 最終会合の第4回は3月中に開催し、検討会議としての意見をまとめる。それを踏まえ、31年度に基本構想をとりまとめる。
      ◇      
 教委は、井手町井手大塚に計画の新設特別支援学校について、校舎新築工事に着手する。
 新設する特別支援学校の設置学部は小学部・中学部・高等部(知的障害・肢体不自由)。児童・生徒数は約200人、教職員は約150人。
 基本設計時点の規模によると、校舎棟はRC造4階建、延1万1359・97u(建築面積4969・27u)、体育館棟はRC造+S造平屋建、1099・43u(建築面積1166・22u)、付属建屋はRC造+S造平屋建、60・00u(建築面積60・00u)。
 このほど更新した府の工事発注見通しにおいて、3件の工事を追加した。
 新設特別支援学校(井手地区)校舎新築工事(主体工事)の発注工種・等級は建築一式・JV。同(電気設備工事)の発注工種・等級は電気・JV。同(機械設備工事)の発注工種・等級は管・JV。3件全て一般競争入札で第4四半期(1月〜3月)に入札する。工期はそれぞれ17ヵ月。
 これまでに建設予定地造成工事その1を山川−中和特定建設工事JV、建設予定地造成工事その2を星山−田中特定建設工事JV、建設予定地造成工事その3をヤマダ−吉田特定建設工事JVで実施。
 基本設計及び実施設計は大建設計(大阪市西区)。