トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2019/01/18

【大阪】はびきの医療C 19年度DB事業者公募へ

 大阪府立病院機構は、デザインビルド(DB)方式での整備を予定する大阪はびきの医療センターについて、2019年度に事業者を公募する予定だ。新築規模は延べ床面積で約3・3万平方b。概算工事費は130億円以上、既存施設の撤去費は15億円以上を見込む。
 計画では、敷地東側にある研究棟を解体し、跡地に新病院を建設する。西側にある管理診療棟や南側の病棟については、不要部分の解体、残置部分の改修などを検討している。
 新病院の延べ床面積は、外来部門2575平方b、病棟部門7926平方b、診療部門4641平方b、その他1万8319平方bの計3万3461平方b。建設地は羽曳野市はびきの3ノ7ノ1。
 既存施設は▽研究棟(鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万4822平方b)▽管理診療棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ1万2244平方b)▽放射線治療棟(同造2階建て延べ402平方b)―などで構成している。
 基本設計は山下設計関西支社(大阪市中央区)が進めている。昨年公表された基本設計概要によると、施設は6階建てで、免震構造を採用する。感染エリアと一般エリアを完全分離する階層構成とし、2階に外来部門を集約した「ワンフロア外来」を整備する。3階は手術・ICU・HCUと管理フロア、4〜5階には8看護単位が連携するスタッフコモンズを設置する。また、6階には石曳池が展望できるレストランなどを配置する。
今後、18年度内に基本設計を完了し、19〜22年度の期間でDB方式により整備する予定だ。
 計画段階の概算事業費は約162億円。内訳は工事費が約130億5000万円、設計費などが約6億5000万円、撤去費が約15億1000万円、医療機器が約10億円などとなっている。
提供:建通新聞社