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滋賀産業新聞
2019/01/21

【滋賀】滋賀県立大学の長期保全計画

 公立大学法人・滋賀県立大学(彦根市八坂町2500)は、新年度から概ね10ヵ年をかけて、先に策定した長期保全計画に基づく施設整備を行う。設置後20年以上が経過したことから、各施設の老朽度・施設利用状況・重要性等を踏まえ、各電源・空調設備を皮切りに屋根・外壁など問題のある部分について実効性のある施工を行うもの。県総務部では、2019年度県予算に施設・設備費補助金として4億4000万円を要望しており、予算可決後に同大学から各種工事が発注となる。
 同大学は、平成7年4月(1995年)に環境科学部、工学部、人間文化学部―の3学部で開学。施設は彦根市八坂町の29万平方bの敷地に大学管理棟を中心に各学部棟が整備された。建設に当たっての設計は管理棟を浦辺設計―滋賀県建築設計監理事業協同組合JV、工学部棟を長谷川逸子建築計画工房、人間文化学部棟を坂倉建築研究所―がそれぞれ担当。
 今回の長期保全計画は、2016年に現地確認、聞き取り調査、更新順位、更新時期、省エネ―等を総合的に勘案して策定。施工にあたっては新年度から概ね10ヵ年を目標に取り組む。2019年度は電源設備・空調更新が中心で、これに数年をかけ、その後に屋上防水、外壁改修、屋内の天井・壁・床―などの改修となる見通し。

 なお、同大学の主な施設は次の通り。

◎滋賀県立大学学舎
▽大学管理棟他(A)=@RC造3階建、延2万1023・26平方bA平成7年3月
▽共通講義棟・同窓会館(A7)=@W造平屋建、853・77平方bA平成25年3月
▽環境科学部棟(B)=@RC造3階建、延1万3721・46平方bA平成7年3月及び平成8年8月
▽工学部棟(C)=@RC造3階建、延1万0613・27平方bA平成7年3月及び平成8年8月
▽電子システム工学科棟(C7)=@RC造3階建、延2664・86平方bA平成21年3月
▽人間文化学部棟(D)=@RC造3階建、延7667・99平方bA平成7年3月及び平成8年8月
▽人間看護学部棟(E)=@RC造2階建、延7709・03平方bA平成16年3月
▽講堂、交流センター=@RC造(S、SRC造)2階建、延3223・65平方bA平成8年8月
▽環境管理センター=@RC造1階建、174平方bA平成7年3月
▽圃場実験施設=@RC造2階建、延2709・89平方bA平成8年8月
▽体育館・クラブ棟=@S造一部RC造2階建、延3655・11平方bA平成7年3月
▽産学連携センター=@S造2階建、延865・70平方bA平成11年3月
▽その他施設(屋外外灯、環濠用施設等)

◎滋賀県立大学湖沼環境実験施設
▽湖沼環境実験施設=@S造2階建、延842・72平方bA平成9年3月

◎滋賀県立大学地域共生センター
▽地域共生センター=@S造2階建、延621・40平方bA平成15年1月

提供:滋賀産業新聞