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建設新聞社
2019/01/22

【東北・岩手】大和ハウス工業が北東北最大級約3.3万uのDPL岩手北上Uを新設

 大和ハウス工業(大阪市北区 芳井敬一代表取締役社長)は、岩手県北上市相去町の北上南部工業団地に、マルチテナント型物流センター「DPL岩手北上U」を新設するため21日、現地で安全祈願祭を行った。同社が保有する物流施設では北東北最大級の施設で、設計・施工は福田組が担当。2月1日に着工する予定だ。
 大和ハウス工業では、2002年以降から、物流施設の設計・施工にとどまらず、物流最適地の提案や維持管理までを事業主のスキームに合わせた専用の物流施設をコーディネートする同社独自のプロジェクトとして「Dプロジェクト」を全国各地で展開している。
 岩手県内では、北上市相去町大松沢1の18地内にマルチテナント型物流施設となる「DPL岩手北上T」(S造平屋建て、延べ2万8041平方b)を2017年10月に整備。現在、4区画に1社が入居している。
 今回、現施設が満床になったことを受け、さらなる物流ニーズに対応するため、既存施設北側隣接地約4万7874・19平方bに新施設を建設することとした。
 新たな施設は、S造平屋建て、延べ約3万2500平方b(賃貸面積延べ約2万8900平方b)。内部には10区画を設け、各区画に事務所を設置できるなど入居者のさまざまなニーズに対応する。また、施設内部に中車路を整備することで、天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしが可能となっている。
 完成は9月を予定。10月から入居を開始する見込みだ。総投資額は約50億円となっている。
 21日に行われた地鎮祭には関係者20人が出席。福田組の大村康夫東北支店企画設計部担当課長が鎌(かま)入れ、大和ハウス工業の浦川竜哉取締役執行役員建築事業担当が鍬(くわ)入れ、福田組の高坂謙一顧問が鋤(すき)入れを行い工事の安全を祈願した。
 神事後の記者会見で浦川取締役執行役員建築事業担当は「入居者は半導体や自動車関連企業を想定している。施設完成により地元の雇用を創出するほか、北東北のサプライチェーンをしっかり守っていきたい」と語った。

 提供:建設新聞社