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鹿児島建設新聞
2019/01/23

【鹿児島】指宿港海岸海岸保全施設/湯の浜 養浜へブロック製作へ

 九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、指宿港海岸(湯の浜地区)の海岸保全施設整備を計画している。公有面埋め立ては直轄が先行しており、護岸(養浜)に向けて本体ブロック製作の発注手続きに入った。また、災害対策等緊急事業推進費を活用して、離岸堤(改良)の整備を加速させる。 

 埋め立ては、直轄により緩傾斜護岸等で外周から進め、閉水域とする。その後、指宿市が公共残土投入により公園や緑地広場等を設ける。面積は直轄が1万334.31u、同市が3万4588.01uの計4万7928.32uを見込んでいる。 
 施行場所は水深が浅いため、最初に仮設道路を設置する必要があり、構造物撤去および仮設工等を地元の西園組と岩野建設で着手している。 
 工作物は緩傾斜(階段ブロック)式で、背後の各護岸は方塊ブロック式。埋立土砂は、同市西方の公共残土(1万6000m3)を投入する。 
 本体ブロック製作は、最大47.1t/個を50個と最大37t/個を82個の2件に分けて発注。申請書および資料の提出は1月31日までで、開札は3月6日、落札決定が同12日を予定。工期は7月31日まで。 
 市施行分は、埋立土砂に公共残土7500m3を活用。国施行の護岸整備によって埋立区域が外界と遮断されていることから、密水域となった個所から順次進めていく方針だ。 
 また、災害対策等緊急事業推進費は台風第24号の暴風に伴う波浪および越波により、護岸背後の浸水と道路の陥没被害が発生したため、3億4000万円の追加配分が昨年11月にあり、離岸堤(改良)80mを整備。今後、既設消波ブロックを魚礁に活用できないか検討するほか、護岸と養浜は北側から行う予定にしている。 

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