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日刊建設タイムズ社
2019/01/25

【千葉】一般会計1・8%増の1兆7608億円/県の新年度当初予算案/山武合庁を再整備/総合医療センターは実施

 県は24日、2019年度当初予算案を発表した。一般会計は1兆7608億4500万円で、前年度に比べ319億6400万円増(1・8%増)となった。新規事業では、県有建物長寿命化対策事業として山武合同庁舎再整備事業に伴う新庁舎基本設計、県文化会館大規模改修事業の基本設計などに着手。主要事業では、県社会福祉センター整備事業と県総合救急災害医療センター整備事業の実施設計、千葉リハビリテーションセンターの基本計画などの事業費が盛り込まれた。

 一般会計の投資的経費は前年度比6・2%増の1699億2700万円。投資的経費のうち、普通建設事業費は同10・5%増の1563億8000万円。内訳は、補助事業が0・8%増の796億9300万円、単独事業が22・8%増の766億8700万円。
 単独事業は、消防学校・防災研修センターの完了による減がある一方、道路ネットワークの整備や県立学校の老朽化対策をはじめ県有施設の長寿命化に向けた取り組みなどを進めるため、約142億円の増額となった。
 主要事業としては、県社会福祉センター整備事業、(仮称)県総合救急災害医療センター整備事業、警察署庁舎整備事業、県有建物長寿命化対策事業などを予定。新規事業では、県有建物長寿命化対策事業で、山武合同庁舎再整備事業、県文化会館大規模改修事業、県農業大学校大規模改修事業などを計画する。
 県社会福祉センター整備事業には事業費1億8142万円を計上。17〜18年度の基本設計に続いて、新年度は実施設計に着手。20〜22年度で工事を行い、22年度中の供用開始を目指す。建物規模は5階建て延べ5400u。建設場所は千葉市中央区千葉港4―5地先で、旧女性サポートセンター一時保護所。同所の解体工事も実施する。
 県総合救急災害医療センター施設整備事業には事業費4953万4000円を計上するとともに、債務負担行為3億3500万円を設定。基本設計を踏まえ、実施設計に着手するとともに、建設予定地の各種調査などを実施する。建設場所は千葉市美浜区豊砂地先で、現精神科医療センターの隣接地。建物規模は延べ約1万9900uで、病床数は150床の計画。
 警察署庁舎整備事業は、施設の老朽化から建て替えを計画する館山警察署の実施設計等と旭警察署の基本設計を実施するため、事業費2億3873万5000円を計上。館山警察署は旧安房南高校跡地の一部に移転。工事は20〜21年度で実施。総事業費は26億9700万円を見込む。旭市警察署は現在地で建て替える。20年度で実施設計、21〜22年度で工事を実施する。総事業費は19億2100万円を見込む。
 このほか、千葉リハビリテーションセンターは基本計画や測量などに6400万円を措置。建て替えに向けた基本計画を策定する。
 一方、新規事業の山武合同庁舎再整備事業は、新庁舎の基本設計などに7100万円の事業費を計上。周辺の東金合同庁舎等と集約のうえ、再整備を実施する。県文化会館大規模改修事業では、基本設計に1億円、測量調査に3881万2000円の総額1億3881万2000円を確保する。農業大学校大規模改修事業は、本館実施設計に8000万円を計上した。
 このほか、漁港建設事業51億6293万円、道路ネットワーク事業618億8239万円、道路維持管理事業95億5700万円など。k_times_comをフォローしましょう
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