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日刊建設タイムズ社
2019/01/29

【千葉】金ケ作2期56戸など/県住宅課/県住長寿命化計画で改定案/外壁改修29団地142棟

 県県土整備部住宅課は「千葉県県営住宅長寿命化計画」の改定案をまとめ、今月29日からパブリックコメントを実施する。2016年に国交省が「公営住宅等長寿命化計画策定指針」を改定したことを受けて、現計画を見直し、新たな計画を策定する。計画期間は18〜27年度の10か年。建替事業では金ケ作県営住宅の第2期56戸、鎌ケ谷四本椚県営住宅の第2期94戸、佐津間県営住宅の第1期29戸と第2期57戸などを計画する。パブリックコメントは来月28日まで実施する。
 県では県営住宅を建設することを目的に、国債を利用して▽園生県営住宅(千葉市)▽金ケ作県営住宅(松戸市)▽鎌ケ谷四本椚県営住宅(鎌ケ谷市)▽佐津間県営住宅(鎌ケ谷市)――の4つの県営住宅用地を取得。このうち、園生県営住宅は事業を完了。金ケ作県営住宅は全体計画戸数192戸のうち、第1期事業として11年度に2棟136戸及び集会室を整備。第2期事業では、地域貢献施設用地を貸し付け、民営による同施設の併設を予定していたが、国交省との調整で併設は行わないことになった。このため同計画では、計画期間内に第2期56戸を建設することとした。
 鎌ケ谷四本椚県営住宅は152戸を建設する計画で、00年に用地を取得。13年度に第1期事業として1棟58戸を建設。本計画期間内には第2期事業として94戸を建設する。
 佐津間県営住宅は、鎌ケ谷市内に86戸を建設する計画で、02年に用地を取得。第1期事業で29戸を建設する。第1期事業は本年度で実施設計を進めている。第1期事業後、本計画期間内に第2期事業として57戸の建設を計画する。
 また、建て替え事業中の国府台県営住宅と実籾県営住宅の2団地は、国府台県住宅が来年度の完了を目指して第1期事業78戸を建設中で、第1期事業後、現存する住棟の用途廃止及び解体を行い、第2期事業として64戸を建設する。実籾県営住宅は、全16棟577戸のうち392戸が竣工。社会経済状況の変化や、現敷地が国有地で複雑な形状となっていることなどから、敷地状況を整理し、用地を返還可能とする計画に見直しを行い、本計画期間内での事業完了を目指す。
 一方、改善事業では、建物の劣化状況に応じて必要な修繕・改修を実施する。計画期間内における主な改善事業は▽住戸改善13団地64棟1638戸▽外壁改修29団地142棟4294戸▽屋上断熱防水改修35団地181棟4557戸▽屋外給水施設改修23団地168棟4532戸▽エレベーター改修21基(1048戸)――を実施する計画。
 住戸改善では、住戸内の設備更新やバリアフリー化改修を行う。外壁改修は原則建設後または改修後20年を経過した住棟を対象に実施。屋上断熱は同25年度を経過した住棟を対象に、エレベーターは概ね同23年前後を目安にそれぞれ改修を行い、安全を確保する。k_times_comをフォローしましょう
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