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鹿児島建設新聞
2019/01/29

【鹿児島】姶良市複合新庁舎設計プロポ/単体またはJV、5000u以上の実績

00 姶良市は28日、複合新庁舎(本庁舎)建設の基本・実施設計に関する公募型プロポーザルの実施要領を公告した。参加企業は単体またはJVで、2003年度以降に元請けで延床面積5000u以上の庁舎や銀行、本社ビル、事務所等の設計実績を有することなどが条件。受け付けは2月22日まで。最優秀者は5月中旬に決定する見通しだ。契約限度額は9836万2000円。

 建設地は、宮島町25外の本庁舎敷地約6860u。新庁舎の延床面積は約1万2000uとし、概算建設費は約60億円を見込む。
 設計プロポの参加要件は、@03年4月1日以降、元請けとして延床面積5000u以上の庁舎や銀行、本社ビル、事務所等の新築・改築にかかる基本・実施設計の実績を有するA同種または類似業務の実績を有する管理技術者を配置できるB総合、構造、電気設備、機械設備、積算の主任技術者を各1人ずつ配置できる−など。JVで参加する場合の構成員は、2者または3者とする。
 参加表明書等は2月22日まで受け付け、3月13日に一次(書類)審査の結果を通知。技術提案書の提出期間は3月14日〜4月19日とし、5月11日に二次審査(プレゼンテーション・ヒアリング)を行う。最終結果の公表は同15日、委託契約の締結は6月4日に予定している。


■地元施工に配慮
 VRの作成も

 設計の仕様書には、「市内に本店または支店のある施工業者にも工事に参画する機会が公平に与えられるよう、発注形態を視野に入れた設計上の工夫を検討」「施工業者が限定されるような特許取得工法等は原則として活用しない」−などと明記。VR(バーチャルリアリティ)による汎用三次元デジタル空間データの作成も求め、市民や議会等への説明に活用する。
 今回の業務には、現存する建築物の解体設計も盛り込んだほか、別途発注の複合新庁舎オフィス環境整備支援業務(プロポ公告済み)、庁舎周辺道路改良設計業務の受注者との連携も促している。
 各設計の期限は、基本設計が20年5月29日、実施設計は21年5月28日まで。建設工事は21年8月〜23年7月に行う計画で、順調に進めば24年1月に供用開始する。

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