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鹿児島建設新聞
2019/01/30

【鹿児島】南九州市新庁舎建設地で方針決定/知覧農振Cが適当

 南九州市は2018年度、新庁舎建設計画を進めてきた。昨年3月に庁舎建設等市民検討委員会が行った答申を受けて、建設地は知覧農業振興センターが適当とする市の方針を固めた。すでに議会などへ報告を終えており、財政状況が整えば本格的に事業を進めていきたい考えだ。答申を受けた市は、昨年5月末に庁内の準備委員会を設立し、これまでに2回の会合を実施。先進事例の研修視察として、12月には出水市の本庁舎や支所を訪問するなど取り組みを進めてきた。 

 建設地は、必要な敷地面積を十分に確保できる点や市の地理的中心付近に位置している点、交通アクセスにおいても利便性が高い点、その他既存建物の解体に要する費用等について総合的に判断した。 
 検討委からは、建設費用約40億円に対して毎年2億円の積み立てが提言されているが、現在毎年1億円ずつしか積み立てられていない状況を踏まえ、財政状況を十分に考慮した建設計画を行うこととしている。また、合併推進債が2022年度までしか起債できないことから、活用の延長について国や県等へ要望する方針。 
 このほか、本庁方式への移行による庁舎移転に伴い、知覧庁舎の跡地利用や知覧の商店街活性化など地域振興対策に配慮。新庁舎は歴史や景観と調和した市のシンボルとなるよう検討しつつ、ランニングコストの面からも経費を抑える設計を検討するとしている。

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