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建設経済新聞社
2019/01/31

【京都】井手の特別支援学校、8月着工 延1万4154u、工期は17ヵ月

 京都府教育委員会は30日、井手町に計画する新設特別支援学校について、施設概要や今後のスケジュール、全体イメージを明らかにした。
 府における地域密着型のモデル校として、地域の全ての人々と一体となって「共生社会」の実現や地域振興を担う学校を計画。特別支援教育センター的機能を発揮し、地域の特別支援教育の推進、発展に貢献す学校を目指す。
 設計方針として、@継続的な学校運営に対応するリダンダンシー(代替性)のある建築計画A周辺地域・環境に配慮した意匠計画・配置計画Bスポーツ・文化活動を通じて地域とともに歩む学校を実現する施設計画C「生活する力」「遊ぶ力」「生きる力」の獲得・充実を図る教育施設を設定した。
 計画地は井手町井手大塚他の敷地面積2万1635・92u。基礎形式は直接基礎+地盤改良。
 規模はRC造一部S造4階建、延1万4154・71u(建築面積5998・73u)。建物高さは17・63m。階高は1階が4m、2〜4階が3・8m。
 平面計画によると、1フロアが大きいため、中庭を2ヵ所設け、建物中央部でも採光、通風を確保するとともに、行き止まり廊下がなく、避難上安全な8の字回遊型の平面形とする。普通教室は全て南か東面配置とし、明るい教室とする。各フロアは重度重複〜小学部(1階)、小学部〜中学部(2階)、中学部〜高等部(3階)とし、近い世代を混合配置して相互の交流を促す。
 各階の配置諸室は、1階が教室(重度重複・小学部・個別学習・プレイルーム)、自立活動関係諸室(行動観察・機能訓練)、図書ラウンジ、管理諸室(校長室・事務室・保健室・教育相談室)、給食室、2階が教室(小学部・中学部・個別学習・プレイルーム)自立活動関係諸室(言語訓練・療育訓練)、作業学習関係諸室(木金工・窯業・工芸・被服)、ランチルーム、体育館、管理諸室(職員・会議)、3階が教室(中学部・高等部・個別学習)、特別教室(理科・美術・音楽・視聴覚・パソコン・調理)、自立活動関係諸室(生活訓練)、4階がプール(屋外)、水治訓練室、更衣室。
 バルコニーを設け、夏の強い日差しを遮り空調負荷を抑制するとともに、雨の日でも窓を開けて自然通風を得られる計画とする。
 体育館は避難所として地域住民に開放するほか、高齢者用控室、乳幼児用控室、肢体不自由者用控室を備える。給食室は炊き出し室に、保健室は救護室として運用する。災害で電気供給が停止した場合は、非常用発電機で対応。また太陽光発電設備による電力は共用部のコンセントに送り、被災者に提供する。
 電気設備は太陽光発電設備(10kw。屋根に設置)、非常用発電設備(100kVA)、空調設備はビル用マルチ型エアコン、昇降機設備は人荷用(30人乗り)2台、乗用(15人乗り)1台。中庭下部に雨水貯留槽を設け、便所洗浄水、屋外散水に雨水を再利用する。
 駐車台数はスクールバス8台、乗用車35台(うち車いす使用者用3台)。駐輪台数は自転車20台。
 設置学部は小学部・中学部・高等部(知的障害・肢体不自由(併置))。児童生徒数は約200人、教職員は約150人。
 造成工事を7月末までに完了させ、8月から建築工事に着工。17ヵ月の工期を経て、平成32年(2020年)12月末までに完成させ、開校準備を経て翌年4月の開校を目指す。
 今年1月更新の京都府における工事発注見通しでは3件の工事を追加した。
 新設特別支援学校(井手地区)校舎新築工事(主体工事)の発注工種・等級は建築一式・JV。同(電気設備工事)の発注工種・等級は電気・JV。同(機械設備工事)の発注工種・等級は管・JV。3件全て一般競争入札で第4四半期(1月〜3月)に入札する。工期はそれぞれ17ヵ月。
 これまでに建設予定地造成工事その1を山川−中和特定建設工事JV、建設予定地造成工事その2を星山−田中特定建設工事JV、建設予定地造成工事その3をヤマダ−吉田特定建設工事JVで実施。
 基本設計及び実施設計は大建設計(大阪市西区)。