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北陸工業新聞社
2019/02/09

【石川】内部含めた復元整備を/金沢城二の丸御殿調査検討委/第3回/中間まとめ、週明け公表 

 金沢城二の丸御殿の復元の可能性について、専門的・技術的視点から検討するため、石川県が立ち上げた「金沢城二の丸御殿調査検討委員会」(藤井讓治委員長)の第3回会合が8日、県庁で開かれた。
 今回、古写真の解析内容が示され、御居間廻りを中心に、表向や奥向の屋根が写っていることが確認できたほか、障壁画等に関する情報が得られる史料のうち、絵図「金沢城二の丸地図」(所蔵/県立歴史博物館)では詳細な文字情報があり、障壁の種類や襖絵の画題・絵師などが記され、同「金沢城二ノ丸御殿次内巨細絵図」(金沢市立玉川図書館)は御居間廻りの彩色平面図で、部屋ごとに天井・欄間・襖などの意匠の注記、内装の様子がよく分かることが報告された。
 委員からは二の丸御殿復元の目的や活用に係る基本的な考え方として、「復元の可能性を検討する際、御殿が持つ意味や機能を踏まえると、外観だけでなく内部を含めた復元整備ということを前提とし、検討を行うべき」との意見があった。
 また、計3回開いた同委員会で、復元可能性についての一通りの史料検討等を行ったことから、これまでの検討状況を整理し、中間とりまとめ案も検討された。県は「週明け以降、中間とりまとめを公表する」とした。
 なお、二の丸御殿は建坪約3200坪(約1万600平方メートル)の城内最大の建築物で、「表向」(藩主が藩政を司る儀礼の場)、「御居間廻り」(藩主の日常生活の場)、「奥向」(城に居住する女性たちの生活の場)の3つに大別され、部屋数は60室を超えていたとされる。

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