トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2019/02/13

【大阪】施設面積は100万u IR基本構想案公表

 大阪府と大阪市は、統合型リゾート施設(IR)の早期開業に向け、「大阪IR基本構想案」をまとめた。施設の総延べ床面積は100万平方bとし、10万平方b以上の面積を持つ展示施設や、1万2000人規模の会議に対応できる国際会議場などの整備計画を盛り込んだ。今後、同構想をベースに、早ければ3月にもIR事業者からプランを公募する予定だ。
 基本構想案によると、コンセプトは「世界最高水準の成長型IR」。大阪IRが持つべき機能として、▽展示施設(面積10万平方b以上)と国際会議場(最大会議室収容人数6000人以上・1万2000人以上の会議に対応)の機能を備えた日本最大級の複合MICE施設▽3000室以上の客室数を持つ宿泊施設▽斬新なデザインの建築物など新たなランドマーク―などを示している。
 事業の想定規模では、敷地面積は約60fで、投資規模は9300億円。年間来場者数は1500万人を見込む。
 事業者の公募については、松井一郎大阪府知事が1月の会見で、新年度早期に事業プランの公募を始め、今夏には事業者候補を決定する方針を打ち出している。
 2月12日に開かれた副首都推進本部会議で、松井知事は「IRは成長のツールであると同時に、ギャンブル依存症や治安悪化などのリスクも抱える。特にリスクへの対応について、IR事業者にしっかりと説明していく必要がある」と話した。また、吉村洋文大阪市長は「治安維持のためにも、夢洲の中に警察署、消防署を設置する方向で調整していきたい」とコメントした。
提供:建通新聞社