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北陸工業新聞社
2019/02/14

【石川】1万人収容スタンド/本体工事費は約75億円/金沢市が概要報告/市民サッカー場再整備 

 18年度第2回金沢市スポーツ推進審議会は13日、市役所で開かれ、市側が市民サッカー場再整備基本計画の概要を報告した。現在、本田圭祐クライフコートとジュニアスポーツコートがある場所に、J2基準である1万人収容のスタンドを備えた新サッカー場を建設。概算本体工事費には約75億円を見込んでいる。
 スタンドはメインとバックで各5000人収容し、スタンド上部には全観客席を覆う屋根を整備。メインスタンドは中央にいす席3000席、両側にベンチを各1000席配し、バックスタンドは中央にベンチ3000席、両側に立ち見席を各1000席設ける。
 ゴール裏サイドは多目的スペースとして確保し、コンサートやこども広場としての活用を検討する。J1基準である1万5000人収容のスタジアムが必要となった場合、増築に対応する。サッカー場周辺には「おもてなし空間」を整備する。
 本体工事費は1万5000人収容の「ミクニワールドスタジアム北九州」の事業費を参考に試算。財源は国庫補助や起債のほか、助成金や基金などの活用を見込む。
 来年度から5カ年で設計・建設、24年度の供用開始を目指す。
 会合では駐車場に関する質問が上がり、市側は「公共交通機関の利用が望ましい」としながらも、施設の利用状況を見ながら検討する考えを示した。

hokuriku