トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2019/02/19

【滋賀】彦根市の2019年度当初予算案

 彦根市は18日、一般会計443億6000万円、特別会計(6会計)261億1790万9千円、企業会計(2会計)182億3146万2千円、総額887億0937万1千円の19年度当初予算案を発表した。
 一般会計の対前年度当初比は0・7%減。新市民体育センター整備や河瀬小学校校舎増築事業費の増などはあるものの、本庁舎耐震化整備事業の延伸に伴う総務費の減、土木費の国体関連経費への集中による各種路線の改良事業費が減少した結果、2012年度以来7年ぶりに前年度対比がマイナスの予算となった。
 投資的経費は、単独事業分が55・1%減となったものの、補助事業分が179%増となり全体では8・3%増。特別会計と企業会計をあわせた総額では、1・0%増となる予算編成を行った。
 主なものは、新市民体育センターの整備事業費について、29億2900万円の19年度分の事業費を計上するとともに、42億0400万円を限度額とする21年度までの債務負担行為を設定。合わせて総額71億3300万円にのぼる事業費の予算化を図り(うち、建設工事費は69億1000万円)、22年4月オープンを目指してスポーツと文化がつながる新しい市民の交流拠点施設と位置付ける新市民体育センターの建設工事を、19年度下期から開始する方針。
 学校施設整備では、河瀬小学校校舎増築事業費に3億1300万円を計上、学区内の児童数増加に伴い21年度から教室の不足が生じるため、普通教室棟の増築工事に取り組む。また、佐和山小学校校舎増築事業費に1500万円を計上、既存校舎の改修工事費とともに、特別教室棟の増築に係わる実施設計費の予算化を図る。
 さらに、道路河川整備では、2024年開催の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の主会場へのアクセス道路整備とともに、通学通園路の安全対策として歩道を整備する松原町大黒前鴨ノ巣線街路事業費に2億0300万円、主会場周辺整備として松原町工区で護岸・水路工を実施する大黒川外河川改良事業費に1億2500万円などを計上。
 特別会計では、公共下水道事業費に11億0500万円を計上し、整備予定面積25・3f、管渠延長6500bを年度目標に管渠整備を推進。
 また、水道企業会計では、大藪浄水場浄水施設更新事業費に8億3100万円を計上、浄水施設の電気設備・機械設備の更新工事とともに、急速1系の沈殿池傾斜板更新工事に取り組む。さらに、配水管等整備事業費には5億3700万円を計上。

提供:滋賀産業新聞